こんにちは、アラフィフおっさん【ヒデ】です。
皆さんは「健康のため」と思って続けている習慣や食品、本当に効果を感じていますか?
テレビやネットで見かけたから、周りの人がやっているから、体にいいことをしておきたいから──そんな理由で始めてみたものの、実際のところ「効いているのかよくわからない」と感じたことはないでしょうか。
私自身も同じでした。睡眠時無呼吸症候群の診断を受けてから、自分の体について真剣に考えるようになり、運動・生活習慣・食生活など、いろいろ試してきました。その中のひとつが「プロテイン」です。タンパク質を補うために取り入れ、半年以上続けてきましたが、ふと「これって本当に必要なのか?」と疑問がわきました。
なぜなら、もち麦・オートミール・チアシードなど、同時期に複数の健康食品を取り入れすぎてしまい、自分に本当に効果があるものがわからなくなってしまったからです。そこで思い切って「プロテインを一度やめてみる」ことにしました。
この記事では、私がプロテインをやめたことで感じた体の変化、血液検査の結果、そして家計に与えた影響を正直にお伝えします。同じように「続けるべきか迷っている」方の参考になれば嬉しいです。
※この記事は私自身の体験をもとに書いています。効果や感じ方には個人差があり、すべての方に同じ結果が当てはまるわけではありません。健康食品やサプリの利用にあたっては、必ずご自身の体調や生活に合わせて判断してください。
プロテインを飲んでいた理由
プロテイン=タンパク質の補助食品。
1日の目安は「体重1kgあたり1g」と言われています。私は体重90kg前後で推移しているので、1日90g前後が必要です。
しかし食事だけでは40〜50g程度しか摂れていませんでした。
そこで1回22g摂れるプロテインを1日2回飲み、合計で目標値に届くようにしていました。
プロテインをやめようと思った理由
大きくは2つあります。
1、効果を実感しにくかったこと
飲んでいても「筋肉が増えた」「疲れにくくなった」といった変化を明確には感じられず、補助食品としての必要性に疑問を持つようになりました。
2、家計への負担が意外に大きかったこと
プロテインは 1kg 3,680円。1回に30g使うと約33回分で 1回111円。1日2回飲めば 月6,600円。
さらに牛乳も毎回200ml使っていたので、1か月で 約2,700円。
合わせると 月9,400円前後、1年間で 約11万円 になります。
これはほぼ固定費のように毎月出ていく支出。体感的な効果をあまり感じられないまま続けるには、正直大きな金額でした。
👉 無理な節約で体調を崩しかけた過去もあるので、健康とお金のバランスには人一倍敏感です。
プロテインをやめた後の体感
やめてすぐには特に変化を感じませんでした。しかし2〜3週間ほど経つと、疲労感が抜けにくい と感じるようになりました。
朝起きたときに体が重い。仕事終わりに足回りの疲れが残る。生活リズムや運動量は変えていないのに、回復が遅いような感覚がありました。
大きな変化は「疲れやすくなった」ただそれだけ。それでも、毎日の生活に地味に影響することを実感しました。
タンパク質不足を数値で考える
プロテインを飲んでいたときは、目標の90g前後を摂取できていました。やめると、食事だけでは40〜50g。つまり、毎日40g前後不足していたことになります。
1日だけなら小さな差かもしれません。ですが、1週間続くと280g、1か月では1kg以上も不足します。体をつくる重要な材料が1kg分も足りない状態が続けば、疲労回復や代謝に影響が出るのも不思議ではありません。
家計に与える影響
健康食品の支出は「意識しないうちに固定費化」します。プロテインと牛乳で月9,400円、年間では11万円。この金額があれば旅行やローン返済、将来の貯蓄に回せます。
食費の節約で数千円を削る努力をしているのに、健康食品でそれ以上使っていた──。数字にして初めて、そのバランスの悪さに気づきました。
血液検査の結果

数値の見方(プロテインと関係の深い部分)
- 総蛋白(TP) … 血液中のたんぱく質の合計。低いと栄養不足のサイン。今回は 6.8 → 7.5 と増加。
- アルブミン(ALB) … 栄養状態を表す代表的なタンパク質。低下すると疲れやすくなる。今回は 4.1 → 4.6 と改善。
- A/G比 … アルブミンと免疫に関わるグロブリンの比率。バランスの指標。今回は 1.6で安定。
- ヘモグロビン(Hb)・赤血球(RBC) … 酸素を運ぶ力。たんぱく質不足で下がることがあるが、今回は 14.5 / 491で安定。
→ まとめると、数値上はプロテインをやめても悪化は見られず、むしろ安定している という結果でした。
数値と体感の違い
一方で、実際の体感は違いました。
- 朝起きた時の足の疲れの残り方が軽くなる
- 疲れやすさが減る
- 体重の減り方にも違いがある気がする
こうした変化は血液検査の数値には出にくい部分ですが、生活の質には大きな影響があります。
そのため、「数値的には安定しているけど、体感的にはプロテインを飲んだ方が調子が良い」と感じ、再開することにしました。
学びと気づき
- 効果を感じにくいまま続けるより、一度やめて体感・数値の両方を確認した方が納得感がある。
- 健康と家計のバランスは常に見直す必要がある。
- 「やめても大丈夫」なら支出を減らせるし、「やめたら不調が出た」なら必要経費として続ける決断ができる。
今後の方針
プロテインは再開します。ただし以前のように牛乳で割るのではなく、水でも飲みやすいフレーバーを選び、少しでもコストを抑えて続けていきます。
まとめ
健康食品は魔法ではありません。効果を感じにくいときは一度やめてみて、体感とデータの両方から判断することが大切です。プロテインは私にとって「必要」だと結論づけましたが、このプロセスがあったからこそ、自信を持って続けられるようになりました。
次回予告
次回は「食費見直しチャレンジ9月編」。
6〜8月はなんとか達成できたものの、9月は大ピンチ…!
公開は 10月4日(土) を予定しています。
次回もまったりお付き合いいただけると嬉しいです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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