【体験談】アラフィフがCPAP卒業を目指す目標と理由

健康と生活習慣

はじめに

【私は今、CPAP卒業という大きな目標に向かって歩みを進めています。この挑戦は、単に健康で自由な暮らしを取り戻すためだけではありません。それは、あの日、骨髄ドナーを断念せざるを得なかった悔しさが、今も私の胸に強く残っているからです。

50歳を目前にした今、自分の体と向き合い、健康を取り戻すことの重要性を痛感しています。睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、私にとって単なる病気ではなく、人生の選択肢を狭めてしまう現実でした。毎晩のCPAPマスクは、確かに私の睡眠をサポートしてくれましたが、同時に、旅行や出張のたびに持ち運ぶ機器は、私に「病気であること」を強く意識させます。さらに、月々5,000円近くかかる費用は、家計に少なからぬ負担となっていました。

しかし、これらの個人的な不便や経済的な負担以上に、CPAP卒業を目指す決意を固めた、ある出来事がありました。それは、骨髄ドナーとしての適合通知です。献血を通じて骨髄バンクに登録していた私は、まさか自分が適合者になるとは思ってもいませんでした。適合通知が届いた時、「誰かの命を救う力になれるかもしれない」という希望に満ち溢れ、本当に心が前向きになりました。しかし、その希望は、SASという病気によって打ち砕かれてしまったのです。

骨髄提供には全身麻酔が必要です。私のSASの症状が、麻酔のリスクを高めると判断され、コーディネートは中止となりました。この時、私は「病気であること」が、誰かの力になる機会さえも奪ってしまうのだと痛感しました。私は、病気で何もできない自分ではなく、健康で、再び誰かの希望になれる自分でありたい。そう強く願い、CPAP卒業という目標を掲げることにしたのです。

このブログ記事は、そんな私の個人的な体験と決意を記したものです。私と同じように、病気と向き合い、人生の選択肢に悩んでいる方々に、少しでも前向きな気持ちを届けられたら幸いです。


アラフィフがCPAP卒業を目指す理由と、その先の希望

私のCPAP卒業への挑戦は、自分自身の健康を取り戻すためだけではありません。それは、かつて骨髄ドナーになることを断念した、あの悔しい経験が根底にあります。50代を目前にした今、改めて自身の健康と向き合い、心身ともに健やかな毎日を送りたいと強く願っています。

費用と日常生活の制約

CPAP治療は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の最も一般的な治療法です。私の場合、CPAP機器のレンタル費用と2ヶ月ごとの診察代を合わせると、月々約4,000円、年間で50,000円近い出費になっています。この費用は決して安いものではなく、もしCPAPを卒業できれば、家計は大きく助けられます。

また、日常生活における制約も無視できません。毎晩、寝る前に必ずマスクを装着し、定期的な機器のメンテナンスも欠かせません。旅行や出張の際には、必ずCPAP機器を持ち運ぶ必要があります。この機器はかさばるうえ、電源の確保も気にしなければなりません。いつ、どこにいても「CPAPを意識して生活している」感覚があり、精神的な負担も大きいのです。もし卒業できれば、もっと身軽で自由な毎日が送れるはずです。それは、私にとって何物にも代えがたい喜びです。

骨髄ドナー「適合通知」からの「断念」

これは、私の人生観を大きく変えるきっかけとなった出来事です。私は以前から定期的に献血を続けており、その一環で骨髄バンクのドナー登録も行いました。「まさか自分に適合する人がいるなんて」と半ば諦めにも似た気持ちでいたのですが、登録からわずか1ヶ月ほどで届いたのは、驚きの**「適合通知」**でした。

「マジか!やった!誰かの命の役に立てるかもしれない!」

そう思った時、私の心は希望に満ち溢れ、すごく前向きな気持ちになりました。すぐに会社の上司に相談し、両親にも報告しました。そして、WEBで意思確認のアンケートも提出し、少しずつ提供に向けた準備を進めていました。しかし、数日後、届いたのは「コーディネート中止」と「1年間ドナー登録保留」という冷たい連絡でした。

ああ……という落胆と同時に、私は強い申し訳なさを感じました。原因は明確に記されていませんでしたが、私は直感的に「睡眠時無呼吸症候群」が理由だと確信しました。

「無呼吸症候群」が理由だったのでは

骨髄提供には、全身麻酔が必要です。私は事前に睡眠外来の主治医に相談しており、「麻酔科の先生がつけば、あなたの状態なら問題ないと思いますよ」と話していただいていました。しかし、骨髄バンクのコーディネーター側の判断は違ったのでしょう。

「リスクの高い提供者」と判断された。

そう感じた私は、病気が自分の人生の可能性を奪うだけでなく、誰かを助けるチャンスさえも奪ってしまう現実を突きつけられました。この経験は、私に深い絶望感を与えましたが、同時に強い決意を促しました。

「健康を取り戻して、また誰かの力になれる自分でいたい」

CPAPを卒業することは、その決意を実現するための最初の一歩です。この時、私は、自分の健康は自分だけのものではなく、誰かの命をつなぐ力にもなり得るのだと悟りました。


完治を目指すための具体的なアクションプラン

CPAP卒業という目標は、決して簡単なものではありません。しかし、私はこの目標を達成するために、具体的なアクションプランを立てました。

目標1:体重を落とす

私の現在の体重は90kgです。身長から算出した標準体重は67kg。これは大きな差ですが、SASの症状改善には体重を減らすことが非常に重要です。首周りの脂肪は気道を圧迫し、無呼吸の主な原因となります。まずは、無理のない範囲で食事を見直し、ウォーキングなどの軽い運動から始めて、少しずつ体重を減らしていく計画です。最終的には、標準体重に近づけることを目指します。


目標2:AHIの改善

AHI(無呼吸低呼吸指数)は、睡眠1時間あたりの無呼吸や低呼吸の回数を示す数値です。CPAPを使用している現在は、AHIは0.8前後まで改善しています。しかし、CPAPを外した時にこの数値がどうなるかが、卒業の鍵となります。


主治医からのアドバイスと、私の向き合い方

睡眠外来の主治医は、私にこうも言いました。

「CPAP治療をしている人の半分は平均体重の人です」 「喉の形状という体質的な要因もあります」 「完治を目指すのは良いことですが、一生付き合う可能性もあります」

これらの言葉は、私に現実を突きつけました。病気の原因は体重だけではなく、体質的な要因も大きく関わっているのです。完全に卒業できるかどうかは分からない。それでも、私は諦めるつもりはありません。CPAP治療を始めた当初は、とにかく機器に頼ることに専念していましたが、今は「CPAPを外しても大丈夫な体」になることを目指しています。


健康は、誰かの希望にもなる

私は、健康になることは、自分のためだけではないと信じています。それは、誰かの命をつなぐ力にもなる。あの日感じた「誰かの希望になれるかもしれない」という気持ちは、今も私の挑戦を支える最大のモチベーションです。

私はこれからも、CPAP卒業を目指して挑戦し続けます。そして、このブログを通じて、同じような悩みを持つ方々に、私の経験が少しでも希望を与えられることを願っています。


次回予告!食費見直しチャレンジ、驚きの結果公開!

睡眠時無呼吸症候群の体験記は、今回でいったん一区切りです。次回は少しテーマを変えて、家計改善に挑戦した「食費見直しチャレンジ」の結果を報告します!

「本当に食費は減ったのか?」 「節約しすぎて逆に不便だった点は?」

リアルな検証結果をお届けします。家計改善の軌跡、次は“食費”で勝負!ぜひ、お楽しみに!

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