家計簿をつけているのに、なぜかお金が貯まらない。支出は“見える化”できたはずなのに、どこをどう改善すればいいのか分からない。そんな「家計簿迷走期」、あなたにも心当たりはありませんか?
私もかつて、そんな一人でした。「節約のために家計簿をつける」と意気込んで始めたものの、いざ書き終わってみると、「で?これをどうすればいいの…?」と途方に暮れてしまったんです。漠然と「お金を貯めなきゃ」と思っても、固定費や変動費のどれを削るべきか、具体的な方法が全く見えませんでした。
このブログでは、これまで「やってよかった家計改善策」をたくさん紹介してきました。保険の見直しや、固定費の削減、家計簿の効果的なつけ方など、様々な成功体験を語ってきましたが、実は私も最初からスムーズにできたわけではありません。むしろ、たくさんの失敗と遠回りをして、ようやく今があるのです。
この記事は、そんな私の「家計簿迷走期」を振り返るものです。もし今、同じように悩んでいる方がいたら、「なんだ、みんな最初はそんなもんだ」と少しでも気が楽になってもらえたら嬉しいです。
家計簿をつけても改善できなかった理由
家計簿をつけること自体は、決して無駄ではありません。しかし、ただ支出を記録するだけでは、本当の意味での家計改善にはつながりません。私自身、数年間にわたり手書きの家計簿を続けていましたが、見返しても「で?」という感じで、改善のヒントにはなりませんでした。
当時の私の家計は、まるで“前借り状態”でした。毎月の赤字をボーナスで補填する生活。このままではいけないと漠然とした不安を抱えながらも、どうやって抜け出せばいいのか分からなかったのです。
憧れの「新NISA」で情報迷子に
「これからは投資の時代だ!」「資産形成を始めよう!」という世間の声に流され、私も新NISA口座を開設しました。しかし、日々の生活は赤字。未来のための投資なのに、今が苦しくなるという矛盾に気づいたのは、投資を始めてしばらく経ってからでした。
「資産形成」という言葉に踊らされ、家計の根本的な問題を放置していたのです。まずは「黒字化」しなければ、投資どころではないという現実に直面しました。
我流の節約で心と体を消耗
家計を立て直すために、我流で始めた節約は、まさに修行でした。
安さ優先の食生活が健康に影響
栄養よりも価格を優先した結果、体調を崩しがちになりました。「節約してるはずなのに、何でこんなに不調なんだろう?」と、本末転倒な状況に陥っていました。
光熱費カットのつもりが「修行生活」に…
電気代を節約するために、夏はエアコンをつけず、冬は暖房を我慢する。それは節約というより、もはや苦行でした。体調を崩したり、精神的に追い詰められたりして、とても持続できるものではありませんでした。
転機はお金系YouTubeとの出会い
そんな迷走の最中、偶然観たお金系のYouTubeチャンネルが、私の考え方を大きく変えました。それまで見ていたのは「貯金しましょう」「節約しましょう」といった理想論ばかり。しかし、そのチャンネルは、具体的な数字や、具体的な行動を教えてくれました。
「収入を増やすより、支出を減らす」という衝撃
「家計を立て直すには、まずは収入を増やすことだ」とばかり考えていた私にとって、「支出を見直す方が確実で早い」という言葉は、まさに目から鱗でした。もちろん収入を増やす努力も大切ですが、それ以上に、お金の流れをコントロールする重要性を教えてもらったのです。
まとめ|遠回りの経験も、大切なプロセス
今思えば、遠回りした経験も決して無駄ではありませんでした。あの頃があったからこそ、家計改善の本質に気づき、今は少しずつでも前に進めているのだと思います。
あの頃の私は、家計簿をつけること自体が目的になってしまい、何のために見直すのか、その「本当の目的」が見えていませんでした。遠回りを経て、私は「家計簿はゴールではなく、スタート地点」であること、そして「自分の人生をより良くするために、お金をどう使うか」を考えるツールなのだと理解しました。
次回は、私がこの迷走から抜け出し、具体的な一歩を踏み出すきっかけとなった出来事を詳しくお話しします。
家計管理に悩んでいるあなたへ。家計簿は、あなたの人生をより豊かにするための羅針盤です。もし今、迷っているなら、それは必ずあなたの力になります。
▶︎この迷走から抜け出すきっかけになったのが、お金系YouYuberとの出会いでした
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