借金総額2,000万円超・貯金ゼロ。リベ大との出会いで崩れた5つの「当たり前」

保険・スマホ・持ち家・投資・節約を表す5つの石のブロックが崩れ、隙間から朝日が差し込むイラスト 家計再生・家計管理

2024年12月。 新NISAの動画を見漁っていた私のYouTubeおすすめ欄に、突然、怪しいマッチョライオンが現れました。

当時の私は、借金総額2,000万円超、貯金ゼロ。 家計簿はつけているのに、生活はまったく楽になりませんでした。 それでも「投資で一発逆転できないか」と本気で考えていたのです。

先にお伝えしておくと、これはリベ大(リベラルアーツ大学)の紹介記事ではありません。 あの怪しいライオンとの出会いをきっかけに、お金に関する5つの「当たり前」が崩れ、人生を立て直し始めた私自身の記録です。

家計簿をつけた次に何をすればよいのか。 そのヒントを、私の失敗とともにお伝えします。

家計簿をつけても、借金は減らなかった

「見える化」しただけで満足していた数年間

家計簿をつけて「やった気」になっていた時期がありました。 支出を見える化しただけで、どこか達成感があったのです。

けれど実際は、何も行動を変えていません。 「時間が経てばどうにかなるさ」と目を背け続け、気づけば借金は少しずつ増えていく。 首を真綿で絞められるような日々でした。

節約のつもりで、健康を切り売りしていた

当時の私がやっていたのは「目先の節約」と「我慢」です。 特に食事は、安く済ませることだけを考えていました。

  • ご飯に安いカップラーメンを合わせる「炭水化物コンボ」
  • スナック菓子
  • スーパーの半額惣菜

肉は安い店を見つけて食べていましたが、野菜はほとんど摂りません。 家庭菜園はしていたものの、収穫は季節任せで偏りだらけ。 節約したつもりで、実際は健康を切り売りしていただけでした。

我慢の節約が、浪費を生んでいた

夏はエアコンを我慢し、冬は暖房も我慢しました。 電気代を抑えるためです。

でも、冷暖房のない部屋は居心地が悪い。 だから外に出る。 外に出れば、パチンコ、目的のないドライブ、やけ食い──。

冷暖房を我慢しながら、外ではそれ以上のお金を使っていたのです。

今なら分かります。 我慢型の節約は、節約になっていないどころか、浪費の入り口でした。

ボーナス前に確認していたのは、返済計画ではなかった

今振り返っても、かなり情けない話です。 それでも、正直に書いておきます。

ボーナスが近づくと、私が確認していたのは返済計画ではありません。 カードのキャッシング枠でした。 「まだ借りられる」と確かめて安心し、手持ちのお金でパチンコへ。 負けて足りなくなれば、キャッシングで追加──。 今思えば、最低のコンボです。

我慢の反動は、別の浪費となって返ってきました。

2024年12月、リベ大との出会い

新NISAブームと「一発逆転」の夢

そんな生活の中、世間は新NISAで盛り上がっていました。 「これだ」と藁にもすがる思いで、テレビやネットで情報を漁る日々が始まります。

「投資で借金を返済できるかもしれない」。 今思えば、とても危険な考え方でした。 貯金ゼロで毎月の家計も赤字。 高金利のキャッシングまで抱えながら投資で逆転を狙うのは、穴の空いたバケツに水を注ぐようなものだったからです。

でも当時は必死すぎて、そんな当たり前のことにも気づけませんでした。

最初は「怪しい」と思っていた

YouTubeでNISAや節約系の動画ばかり見ていた、ある日のことです。 おすすめ欄に、筋肉質なライオンのアイコンが現れました。 リベラルアーツ大学、通称リベ大。両学長のチャンネルです。

第一印象は、正直「怪しい」でした。 最初に見た動画が何だったのかは、実は覚えていません。 ただ、それまで見ていたNISAや節約の動画とはまるで違う、強い衝撃を受けたことだけは覚えています。

一本の動画で、すぐに信用したわけではありません。 仕事や出張で見られない日を除き、毎朝のライブ配信をほぼ毎日見るようになりました。 これは今も続いている習慣です。 過去動画も、かなりさかのぼって漁りました。

語られていたのは、投資で一発逆転するような儲け話ではありませんでした。 家計管理、固定費の見直し、生活防衛資金、そしてお金との向き合い方。 我流で空回りしていた私にとって、それはまさに「お金の教科書」でした。

そして出会いと同じ月の2024年12月12日。 私はリベ大のオンラインコミュニティ「リベシティ」に、無料会員として登録しました。 動画を見るだけだった私が、初めて「学ぶ場所」へ足を踏み入れたのです。 (このあと会員としてどんな選択をしたかは、後ほど「節約」のところで書きます)

なぜ当時、この記事で「リベ大」と書かなかったのか

実はこの記事、2025年5月の初稿では「あるお金系YouTuber」とだけ書いていました。

有名な「リベ大」の名前を掲げれば、その名前の力で記事を読んでもらえる。 それはまるで、印籠を掲げるようなもの。 自分という人間ではなく、リベ大の名前を「使う」ことに、強い抵抗があったのです。

もう一つ、正直な気持ちもありました。 私の拙い記事で、リベ大に迷惑がかからないだろうか──。 そんな不安もあって、名前を書けずにいました。

でも、このブログの原点は間違いなくリベ大との出会いです。 そこを伏せたままでは、正確な記録になりません。 だから2026年7月の今回のリライトでは、名前をきちんと書くことにしました。

リベ大との出会いで崩れた、5つの「当たり前」

リベ大の動画を見続けるうちに、私が信じてきた「お金の常識」が、次々と崩れていきました。

以前の「当たり前」出会ってからの考え方
保険は入っておくほど安心保障と貯蓄は分けて考える
大手キャリアなら安心自分の使い方ならUQモバイルで十分だった
持ち家は資産持っているだけで資産になるとは限らない
新NISAで一発逆転投資より先に、家計と借金を整える
節約とは我慢すること価値の低い支出を削り、価値あるものには使う

一つずつ、私の場合はどうだったかをお話しします。

①保険は「入っておくほど安心」ではなかった

以前の私は、貯蓄型の生命保険2契約を含め、保険全体で月27,000円を払っていました。 「保険に入っている=備えている」と思い込んでいたのです。

でも、保障と貯蓄は別ものでした。 貯蓄型の生命保険2契約を解約し、掛け捨ての県民共済(生命・医療)を中心に整理。 自動車保険なども含めた保険全体で、月27,000円→15,000円になりました。 月12,000円の削減です。

これはあくまで、私の場合の選択です。 必要な保障は家族構成や状況で変わるので、「解約すれば正解」という話ではありません。

②スマホは「大手キャリアだから安心」ではなかった

スマホは、auを使い続けていました。 理由は「大手なら電波も含めて安心だから」。

でも自分の使い方を振り返ると、大容量プランも手厚いサポートも、ほとんど使っていません。 auからUQモバイルへ乗り換えて、見直し直後は月約15,000円から約8,000円へ下がりました。

格安SIMにしては高く見えるのは、端末の分割払いとiPadの利用料が含まれているからです。 それでも月7,000円の削減。 電波や速度で困ったことは、私の場合はありません。

③持ち家は「資産」と言い切れなかった

「持ち家は資産」。 そう信じて、私は家を買いました。

でも実際に抱えていたのは、住宅ローンだけではありません。 エコキュートのリース契約、太陽光の契約、そして売却の段階で向き合うことになった設備の問題。

2026年7月現在、私はその家の売却を進めています。 維持費やローン、売却価格まで含めて考えると、「持っているだけで資産」とはとても言えませんでした。

ただ、誤解しないでほしいのです。 私は、家を買ったことを「失敗だった」とは思っていません。 あの家で家族と過ごした時間まで、なかったことにはできないからです。

お金の面では、大きな負担でした。 それでも、思い出まで負債ではない。 これが、いままさに売却を経験している私の答えです。

売却で分かったリース・設備の落とし穴は、こちらの記事に書いています。

④投資は「一発逆転の道具」ではなかった

新NISAで、月30,000円を積み立てる予定でした。 投資で借金を逆転するつもりだったのです。

でも、リベ大で学んだことを自分の家計に当てはめると、優先する順番は逆でした。 家計と高金利の借金を整え、生活防衛資金を作る。 私の場合、投資はその後でした。

家計と借金返済を優先するため、月30,000円の積立予定は取りやめました。 「投資をやめた」のではなく、「順番を直した」のです。 実際、2026年1月に、私はNISAを再開しました。
NISA再開についての記事はこちらから

⑤節約は「我慢すること」ではなかった

前半で書いたとおり、私の節約は我慢の連続で、その反動で浪費していました。

リベ大が教えてくれたのは、まったく別の節約です。 自分にとって価値の低い支出を削り、価値のあるものにはきちんと使う。

振り返れば、無自覚にできていたこともありました。 友人との付き合いを断っていたのは、お金がなかったからだけではありません。 お酒が苦手で、その時間に価値を感じられなかったからでもあります。 我慢だと思っていたものの中に、実は「価値観に合った選択」も混ざっていたのです。

そして、逆の選択もしました。

リベシティの無料期間が終わる2025年1月頃、私は有料の応援会員へ移行しました。 当時、一番安いペンギン会員は月2,000円。 でも私は、あえて月3,000円のイルカ会員を選びました。

「このコンテンツを、一番安い金額で使ったらダメだ」。 そう思ったからです。

毎月赤字の男が、月3,000円を自分の意思で払う。 以前の私なら、ありえない選択です。 でもこれが、「価値あるものにはお金を使う」を初めて実践した瞬間でした。

最初の4ヶ月でやったこと(2024年12月〜2025年4月)

考え方が変わっても、行動しなければ数字は変わりません。 私が最初の4ヶ月で実行したのは、次のとおりです。

  • 保険の見直し:保険全体で月27,000円→15,000円(▲12,000円)
  • スマホ:au→UQモバイル(▲7,000円)
  • サブスクの整理:▲1,000円
  • 新NISA:予定していた月30,000円の積立を取りやめ
  • 家計簿を紙からアプリ(マネーフォワードME)へ

支出の削減は、月あわせて約2万円。 NISA積立の取りやめも含めると、毎月のキャッシュフローは約5万円改善しました。

〔図解:キャッシュフロー改善の内訳〕

「5万円節約した」ではなく、「家計から出ていくお金が5万円変わった」。 この違いは、正直に書いておきたいところです。

固定費見直しの具体的な手順と順番は、こちらの記事に詳しくまとめています。

出会いから1年半。何が変わったか(2026年7月時点)

ここからは、その後の変化です。

先に、大事なことを書いておきます。 これらを「リベ大のおかげ」と書くと、半分ウソになります。

リベ大は、入るだけでは何も変わりません。 動画を見ているだけでも、変わりませんでした。 出会いをきっかけに「知らないことは学び、できるところから動く」という習慣が生まれ、腹落ちして行動したから、数字が動いた。 それが正確なところです。

借金は約2,000万円超→約1,788万円に

出会った頃の借金総額は、約2,000万円超。 その後ブログで正確な数字を公開した時点では、2,017万円でした。

直近で集計した2026年6月末時点の残高は、約1,788万円。 公開時からの比較で、約229万円減りました。

〔図解:借金総額の推移〕

年利18%の借金は、一度戻って、ゼロになった

ただし、きれいな成功談にはなりませんでした。

2025年12月、年利18%のキャッシング約46万円を完済しました。
(関係の記事はこちら→キャッシング地獄から脱出へ一歩前進|一括返済した話

ところが2026年3月、転勤に伴う引っ越しでまとまったお金が必要になり、手元資金だけでは足りず、同じ年利18%のキャッシングリボを再び利用しました。 借入額は、約15万円です。

完済したからといって、家計の土台まで完成していたわけではありません。 借金は減っていても、まとまった引っ越し費用に対応できる現金が、まだ足りなかったのです。

2026年5月、147,000円を繰り上げ返済して、再度完済しました。 これで、年利18%の借入はゼロになりました。

完済した借金を、3ヶ月後にもう一度借りる。 かっこ悪い話ですが、これが再設計の途中にいる家計の現実です。

このときの家計の詳細は、こちらで公開しています。

学びは、家計の外にも広がった

  • 2026年1月、ITパスポートに合格
  • 2026年2月、FP3級に合格
  • 現在は、9月のFP2級受検に向けて勉強中

本も、よく読むようになりました。 今も家計に余裕があるわけではありません。 それでも、本は自己投資の中でも費用対効果が高いと考えています。 (最近は少し買いすぎなので、自制も必要ですが)

食事も変わりました。 安さだけで選ぶのをやめ、タンパク質や野菜、自炊を意識しながら、食費と健康を一緒に見直しています。
(関係記事はこちらから→健康のために色々試してみた結果

そして2025年、このブログを始めました。 いまあなたが読んでいるこの記事に書いた出会いが、家計再生だけでなく、ブログを始めるきっかけにもつながっています。

リベシティの応援会員も、今も続けています。

おわりに:動画を1本見ただけでは、変わらない

もし当時の私と同じように迷っている方がいたら、リベ大の動画を見てみるのは、良いきっかけになると思います。

ただ、正直に言います。 動画を1本見ただけでは、家計は変わりません。 私も、保険を解約し、スマホを乗り換え、借金残高と向き合って、ようやく数字が動き始めました。

何から始めればいいか分からないなら、まずは毎月自動的に出ていくお金を、一つだけ確認してみてください。 保険料でも、通信費でも、使っていないサブスクでも構いません。

家計簿をつけるのは、スタートラインです。 その次の一歩は、自分の「当たり前」を一つ疑ってみること。 私の場合、それが人生を立て直す入り口になりました。

私はまだ、借金完済までの道の途中にいます。 この記録の続きも、隠さず書いていきます。

※もし返済がすでに滞るほど苦しい状況なら、体験談より先に頼れる場所があります。国の無料相談窓口(政府広報オンライン)も選択肢に入れてください。

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