食費見直しチャレンジ|転勤で崩壊した食生活を3ヶ月で立て直した記録

食費見直し&健康食チャレンジ


転勤で食生活が崩壊しました。

2026年4月、福岡から鹿児島へ転勤した私の食費は、月35,000円前後から58,000円超へ跳ね上がりました。崩壊は転勤前から始まっていました。3月は引っ越し準備で家電を手放し、業者対応に追われ、自炊ができない生活に。10年以上続いていた自炊の習慣は、環境が変わると驚くほど簡単に崩れました。4月のコンビニ支出は14,852円。福岡時代は月1,000〜2,000円だったのに、です。

そこから3ヶ月。6月の食費は31,674円、コンビニは4,269円まで戻りました。

ただ、私がやったのは「節約」ではありません。転勤で壊れた生活の復旧作業です。食費は、その結果として下がりました。

この記事では、生活の立て直しの過程を、失敗も含めてすべて数字で公開します。転勤や引っ越しで生活が崩れた方、「頑張る節約」で挫折した経験がある方の参考になれば嬉しいです。


まず結果:食費はこう推移しました

細かい話の前に、まず結果からお見せします。

食費状況
〜2026年2月(福岡)約35,000円平常運転。自炊が回っていた
3月54,784円引っ越し準備で自炊崩壊
4月46,517円転勤。鹿児島で新生活スタート
5月58,847円3ヶ月で最高額。ただし理由があります
6月31,674円立て直し完了…ではなく「途中」


キャプション:食費の内訳推移。赤いコンビニ部分が3ヶ月で7割縮んでいます

食費推移グラフ 4月46517円から6月31674円

6月だけ見ると「3ヶ月で約27,000円削減!」と言えそうですが、この表には2つの注意点があります。

1つ目。5月が一番高いこと。立て直しを始めたのは5月のGWからなのに、数字は悪化しています。実はこれ、失敗ではありません(後述します)。

2つ目。6月の31,674円は出来すぎだということ。5月末の買い溜めが効いているので、実力値は37,000円前後だと自己評価しています。

つまりこの記事は「たった3ヶ月で食費27,000円削減した方法!」という話ではありません。崩壊と回復のリアルな記録です。

これまでの食費見直しチャレンジの経緯は、まとめ記事にまとめています。

※6月の数字は執筆時点の暫定値です。カード明細の反映で多少前後する可能性があります。


崩壊は転勤の1ヶ月前から始まっていた

「転勤で食費が崩れた」と書きましたが、正確には違います。崩壊は転勤の前、3月の引っ越し準備から始まっていました。

3月に起きたことを挙げると:

  • 冷蔵庫・調理家電を処分。物理的に自炊ができない
  • 引っ越し業者対応、荷造り、各種手続きで平日夜と休日が消える
  • 「どうせもうすぐ引っ越すし」で食生活の優先度が最下位に

結果、3月の食費は54,784円。福岡の平常時から約20,000円の上振れです。

そして4月、鹿児島での新生活が始まります。今度は逆の問題でした。調理環境をゼロから作り直す間、頼れるのはコンビニだけ。4月のコンビニ支出は14,852円。福岡時代の約10倍です。

誤解のないように書くと、私はもともとコンビニ漬けだったわけではありません。福岡時代のコンビニ支出は月1,000〜2,000円。ほぼ自炊で回っていました。それでもこうなったんです。

10年以上続いていた自炊の習慣でも、環境が変わると驚くほど簡単に崩れてしまいました。当時を思い出すと今でも胃が痛くなります。仕事は新しい職場で覚えることだらけ、家に帰れば段ボール、食事はコンビニ。「これはまずい」と思いながら、どうにもできない。

ただ、逆に言えばこういうことでもあります。環境を整え直せば、習慣も少しずつ戻せる。

私の食費が崩れたのは、意志が弱いからではなく環境が壊れたからでした。だとすれば、やるべきことは「我慢」ではなく「環境の復旧」です。5月のGW、ここから立て直しが始まります。


5月、立て直し開始。ただし数字は悪化しました

GWにようやく生活が落ち着き、立て直しを始めました。やったことはシンプルです。

  • 自炊の回数を増やす(GWの連休で調理のリズムを取り戻す)
  • お昼のお弁当を再開する
  • 5月末に6月分の冷凍肉を買い溜め(約6,000円)+弁当用の冷凍食品を購入

その結果、5月の食費は58,847円。3ヶ月で最高額になりました。

「立て直しを始めたのに増えてるじゃないか」と思いますよね。でも内訳を見ると、実態は逆でした。

項目4月5月増減
コンビニ14,852円7,109円▲7,743円
スーパー等27,572円42,025円+14,453円


キャプション:マネーフォワードMEの実際の画面。数字はすべてここから引用しています

食費の推移、4月、5月、6月の大まかな食費の内訳

コンビニは半減。増えたのはスーパーでの購入、しかもその中には6月に食べる分の冷凍肉6,000円と、弁当再開のための冷凍食品が含まれています。つまり5月の増加分のかなりの部分は「6月を安くするための先行投資」でした。

正直に言うと、5月の数字を見た時の感想は「思った以上に行ったなぁ…」でした。ただ、へこんだかというと違います。むしろ「この月を立て直しのきっかけの月にする」と腹を括りました。

だから5月末、あえて財布の紐を緩めました。6月分の冷凍肉を約6,000円分買い溜めし、弁当再開用の冷凍食品を揃え、切らしていた調味料も買い足す。数字の上では5月をさらに悪化させる行動です。でも「今月の数字を良く見せること」より「来月から回る仕組みを作ること」を優先しました。

月末に「今月使いすぎたから買い物を控えよう」とすると、翌月頭に食材がなくてコンビニに頼り、結局高くつく——このパターンを福岡時代に何度か経験していました。だから今回は逆をやったわけです。

冷凍肉のストック


月初にまとめ買いして小分け冷凍。この引き出しが「今月の食費の貯金」です。2段式でこの下にもう1段あります

ある日のお弁当


ごはん+冷凍おかず+冷凍ブロッコリー。彩りより「毎朝5分で詰められること」を優先しています。映えませんが、続いています

結果として6月は31,674円。5月の「悪化して見える投資」が、6月の数字を作りました。

食費は単月で評価しない方がいい

家計簿をつけている方に一つ伝えたいことがあります。私の5月+6月の平均は約45,260円。「5月は失敗、6月は大成功」ではなく、「2ヶ月かけて仕込みと回収をした」が正しい評価です。

まとめ買いをする人の家計簿は、仕込み月が高く、消費月が低く出ます。マネーフォワードの月次グラフで仕込み月だけを見て「今月ダメだった…」と落ち込むと、せっかくの正しい買い溜めをやめてしまう。6月の数字は、5月に膨らんだ数字とセットで見ないと意味がないのです。


コンビニは禁止しませんでした。「行く理由」を消しました

ここがこの3ヶ月で一番大きな方針転換です。

実は私、以前は「コンビニ禁止・ほぼ完全自炊」派でした。頑張って自炊する。コンビニに寄りたくなったら我慢する。そして、疲れが溜まった日に反動で崩れる。以前の記事「節約疲れにサヨナラ!やりすぎた節約が逆効果だった話」で書いた通り、この方式で一度失敗しています。

だから今回は逆にしました。「きつい時はコンビニOK」というルールです。

具体例を挙げると、残業で帰りが遅くなった日、作り置きが切れていた日は、迷わずコンビニを使います。罪悪感も持ちません。「いざという時の逃げ道」が確保されていると、不思議なもので普段の自炊が続くんです。「今日くらい…」の積み重ねで崩壊するのではなく、「今日は使う日」と決めて使う。

結果はこうです。

コンビニ支出
4月(禁止していた頃の反動込み)14,852円
5月(解禁)7,109円
6月4,269円

禁止をやめたら、7割減りました。

もう一つ、コンビニを減らせた理由があります。「行く理由」そのものを消したことです。

具体例を挙げると、私はAmazonの商品受け取りをコンビニ指定にしていました。荷物を取りに行くたびに「ついでに」飲み物やお菓子を買う。1回数百円でも、積もれば月数千円です。7月からは受け取り方法を変えて、この動線自体をなくしました。

意志力で我慢するのではなく、そもそも店に入る回数を減らす。「コンビニに行かない努力」より「コンビニに行く理由がない状態」を作る方が、圧倒的にラクです。

ちなみに6月の4,269円、福岡時代(1,000〜2,000円)と比べればまだ2〜4倍です。「解決した」とは思っていません。ただ、環境の再建が進めば自然に下がっていくはずです。7月の数字で検証します。


安さより「栄養が計算できること」を優先しました

食費を戻す過程で、一つだけ譲らなかったことがあります。安さを最優先にしないことです。

先ほど触れた過去記事の失敗——光熱費や食費など、本当は削ってはいけないところを削って体調を崩した経験——があるので、今回の立て直しでは優先順位を明確にしました。

  1. 続けられること(手間がかかりすぎない)
  2. 栄養がある程度計算できること
  3. 安いこと

安さは3番目です。

具体例を挙げると、冷凍肉の買い溜めやオーブンレンジの導入は、節約テクとしてやったわけではありません。「疲れた日でも、考えなくても、それなりの食事が出てくる仕組み」を作るためです。アラフィフの体には、コンビニ弁当の連続は正直こたえます。

健康を目的に仕組みを作ったら、結果としてコンビニの割高な出費が消えて、食費も下がりました。

節約は目的ではなく、副産物でした。

——と、ここまでなら良い話なんですが、正直に課題も書きます。

生野菜が、明らかに減っています。

冷凍庫内の写真カボチャや枝豆ネギなどの冷凍野菜が収納


かぼちゃ、枝豆、ねぎなど冷凍野菜は常備していますが、生野菜はここには入りません。「野菜ゼロ」ではないが「福岡時代の生野菜」には届いていない——これが今の正直な現状です

福岡では家庭菜園があり、生野菜が身近にありました。鹿児島の今の生活では野菜はすべて買うしかなく、便利さを優先した結果、冷凍野菜とカット野菜が中心になっています。栄養バランスの良し悪しを正確に判断するのは難しいですが、「福岡時代よりできていない」という自覚はあります。

食費31,674円という数字の裏で、栄養はまだ以前の水準に戻っていない。ここが次の改善テーマです。オーブンレンジでの野菜調理を夕食の固定枠に組み込むことを考えています。


私は「節約」がしたかったわけではありません

ここまで読んで「結局、節約記事では?」と思った方に、この3ヶ月で一番大きかった気づきを書きます。

正直に言うと、食費は減らしたかったです。ただし「1円でも安く」ではありません。

福岡時代の食費は月35,000円前後。普通に自炊して、普通に食べて、この金額でした。私にとっての「正常値」です。それに対して4月の46,517円、5月の58,847円は、節約が足りないのではなく、環境が壊れたことによる「異常値」でした。

だから私がやったのは節約術ではなく、異常値を正常値に戻す復旧作業です。

そして、戻した先で一つ受け入れたことがあります。鹿児島では家庭菜園ができないので、生野菜はすべて購入になります。つまり以前の35,000円は、構造的に達成できないかもしれない。

でも、それでいいと考えています。具体例を挙げると、野菜を削って34,000円に収めるより、野菜をきちんと買って38,000円になる方が正しい。私の予算4万円は「下回るべき目標」ではなく、「これを超えたら生活が崩れ始めているサイン」という警報ラインです。

このシリーズは「食費見直しチャレンジ」という名前で続けてきました。始めた頃はチャレンジ=金額を下げることだと思っていました。3ヶ月かけて、定義が変わりました。私のチャレンジは、「異常値に戻らない生活を、維持し続けられるか」です。金額の最小化ではなく、正常値の維持。地味ですが、こちらの方がずっと難しいと思っています。

そして、この方が長く続くとも思っています。


全国平均より大事だったのは「自分の正常値」

参考までに、総務省の家計調査(e-Stat)によると、単身男性の食費平均は月52,878円です。

私の推移と重ねると、4月・5月は平均超え、6月の31,674円は平均より約2万円下です。

数字だけ見れば「平均以下を達成」ですが、正直、この比較にはあまり意味を感じていません。私が比較すべき相手は全国平均ではなく、転勤前の自分だからです。

福岡時代の35,000円は、誰かと競った数字ではありません。普通に自炊して、普通に食べて、健康に生活できていた結果の数字です。私が戻りたいのはそこであって、「平均より○円安い自分」ではありません。

具体例を挙げると、もし平均が4万円だったら、私は今の31,674円でも「平均超え」で焦ることになります。逆に平均が7万円なら、崩壊していた5月の58,847円ですら「平均以下で優秀」になってしまう。他人の平均を基準にすると、自分の生活が壊れているかどうかすら見えなくなるんです。

私にとっての正常値は35,000円でした。人によっては4万円かもしれませんし、3万円かもしれません。

大事なのは「平均」ではなく、自分が無理なく生活できていた頃の数字です。家計簿をつけている方は、一度その数字を探してみてください。


失敗談:スイーツ予算、2.4倍に暴走しました

最後に、この3ヶ月で一番わかりやすい失敗を白状します。スイーツです。

私はスイーツに月4,000円という予算を設けています。甘いものは私の生活に必要なので(笑)、禁止ではなく枠で管理する方式です。その推移がこちら。

カフェ・スイーツ予算4,000円に対して
4月4,093円ほぼ予算内
5月9,713円約2.4倍
6月4,120円ほぼ復帰

5月の言い訳をすると、GWと「新天地のスイーツ開拓」です。鹿児島に来て2ヶ月、気になる店が多すぎました。開拓自体はブログのネタにもなったので後悔はしていませんが予算の2.4倍は明らかに暴走です。

ただ、ここで注目してほしいのは5月ではなく6月です。4,120円。ほぼ予算内に戻っています。

食費全体もコンビニもスイーツも、この3ヶ月で同じパターンを繰り返しています。崩れる→でも戻れる。 ルールは破られることがある。大事なのは破らないことではなく、翌月に戻れる仕組みと基準(私の場合は予算4,000円という警報ライン)があることだと実感しています。

ちなみに6月も120円オーバーしていますが、これは誤差ということでお許しください(笑)

鹿児島でのスイーツ開拓記事はこちらから


仕組みはできた。維持できるかは、これから

3ヶ月の立て直しをまとめます。

  • 転勤前後の環境崩壊で、食費は35,000円→58,847円まで悪化した
  • 立て直しの中心は節約術ではなく、環境の復旧(冷凍ストック、弁当再開、動線の変更)だった
  • コンビニは禁止せず「行く理由」を消したら、7割減った
  • 5月の悪化して見える数字は、6月のための仕込みだった
  • 課題も残っている。生野菜の不足、コンビニ支出はまだ福岡時代の2〜4倍

6月の31,674円は、5月の買い溜めに助けられた「出来すぎの数字」です。7月は月初にまとめ買いをしたので、仕込みと消費が同じ月に収まります。つまり7月の数字が、この仕組みの本当の実力です。

ここまでは、壊れた生活を復旧するフェーズでした。ここからは、それを維持するフェーズです。数字だけでなく、健康・継続性・ストレスも含めて維持できているか——7月のリアル家計簿で正直に公開します。

転勤で一度崩れた生活は、3ヶ月でようやく土台ができました。次に試されるのは、この生活を「普通」にできるかどうか。

7月も、良い結果も悪い結果も、そのまま公開します.

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