毎月27,000円──
これは、独り身になった私がこの5年間、毎月払い続けていた保険料です。
年間にすれば32万4,000円、5年でなんと162万円以上…。
「これって、今の自分に本当に必要な支出なのか?」
そう疑問に思ったことが、保険の見直しを始めたきっかけでした。
結果、毎月約12,000円の固定費削減に成功。
あなたの家計にも、**「見直せば浮くお金」**が眠っているかもしれません。
今回は、私が実際にやってみた「保険の見直し体験談」をお届けします。
■ はじめに:固定費の削減ってどうするの?
「固定費を見直しましょう!」ってよく言われますが、
**どこをどうやって見直せばいいのか分からない…**という方、多いと思います。
はい、私もそうでした。
そんな中で見つけた、毎月の家計を圧迫していた“固定費”。
それが…**「保険」**でした。
■ 加入していた保険の詳細一覧(見直し前)
保険名 | 保険の種類 | 月額保険料 | 主な保障内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|
A生命保険 | 収入保障型 | 約4,000円 | 死亡時に一括支給 | 団信 |
B生命保険 | 貯蓄型(終身) | 約9,000円 | 死亡時500万円 | 解約返戻金有り |
C生命保険 | 定期(低返戻型) | 約3,000円 | 死亡時500万円 | 掛け金が安いので返礼率は通常より低くなっている |
D共済(生命) | 掛け捨て共済 | 約2,000円 | 死亡時 共済金400~1000万円 | |
D共済(医療) | 医療共済 | 約2,000円 | 入院日額10,000円手術にも対応 | |
E保険(自動車) | 任意保険 | 約7,000円 | 対人・対物・車両・人身補償 |
私が保険を見直す前に加入していた保険は以下のとおりです:
正直、自分でも内容がよく分からないまま加入していた保険も多く、保障の重複もありました。
■ なぜ保険の見直しをしようと思ったか?
上記の保険だけで、毎月の支払いが約27,000円。
家計簿をつけている中で
「これ、実はかなり大きな固定費じゃないか…?」と気づいたんです。
さらに内容を見直すと、月々の保険料の差に対して保障内容にあまり差がないことにも違和感を覚えました。
■ 解約・見直しのポイント(判断基準)
私が保険を見直す際に考えたポイントは以下のとおりです:
- 医療費には「高額療養費制度」などもある。過剰に備えすぎていないか?
- 保険料に見合った保障になっているか?
- そもそも、将来の「もしも」の備えより今を生きるお金の方が必要では?
➡ 「本当に必要な保険」だけを残し、掛け捨て中心に整理することにしました。
■ 保険の見直し結果一覧(対応内容と判断理由)
保険名 | 対応 | 判断理由 |
---|---|---|
A生命保険 | 継続 | 団信の為、継続 |
B生命保険 | 解約 | 掛け金と保障内容を比べて不要と判断 |
C生命保険 | 解約 | D共済と内容が重複しており不要と判断 |
D共済(生命) | 継続 | 掛け捨てでコスパがよく何かあった際の為に継続 |
D共済(医療) | 継続 | 高額療養費制度の補完+入院時の備えとして継続 |
E保険(自動車) | 継続 | 車通勤のため、任意保険は必要と判断車両保険は外したかったが現在の家計では厳しい💦 |
見直しの結果
・B生命保険
・C生命保険
の解約を決めました
どちらも解約の受付は電話受付のみでしたが、平日午前中に電話をするとスムーズにつながりました。
聞かれたことも軽い内容で、
「家庭環境が変わって保険が不要になった」
「複数の保険に入っていたと気づいた」などと伝えると、特に引き止められることもありませんでした。
受付後の事務手続きは
- B社:ネットで手続き完了
- C社:書類対応で約1週間ほどで完了
ネットで見るような面倒なやり取りは、一切ありませんでした。
■ 保険を解約したことで変わったこと
✅ 支払いの変化:
- 2社合計で約12,000円の固定費削減
✅ 心の変化:
- 「今の自分に本当に必要な保険だけを残した」という納得感
- 「高額療養費制度」や「車両保険」の仕組みを理解し、将来の見直しの基準も見えてきた
- 「保険と貯蓄は分けて考えた方がいい」と理解できた
■ 実際の返戻金を公開します
これは正直驚きました…。
私が積み立てていた2社の返戻金(=解約時に戻ってきた金額)は以下のとおりです:
- A社:積立年数 約6年/積立 70万円 → 返戻金 約28万円(返戻率40%)
- B社:積立年数 約11年/積立 35万円 → 返戻金 約9万円(返戻率26%)※契約者貸付あり
➡ 結論:「保険で貯蓄」は、私には合いませんでした(笑)
➡ 今は「保険は掛け捨て一択」で割り切っています。
■ まとめ:まずは“今入っている保険”を一覧にしてみて
保険って、入ってはいるけれど「何にいくら払って、どんな保障がついているか」までは把握していない人、実は多いんじゃないでしょうか。
私もその一人でした。気づけば似たような保障がいくつも重なり、毎月の家計を圧迫していたんです。
固定費を見直すために、まずやるべきことはたった3つだけ:
- 契約している保険の一覧を作り、保障内容を把握すること
- 家庭環境やライフステージの変化に合った保障になっているかを見直すこと
- 必要か迷う保険があれば「本当に今の自分に必要か?」を考えてみること
私の場合は、保険を見直すことで「もしもの備え」を維持しながら、
月々の固定費を削減することができました。
とはいえ、家族構成や健康状態、仕事のリスクなどによって必要な保障は人それぞれ。
判断に迷う場合は、保険ショップやFP(ファイナンシャルプランナー)などのプロに相談してみるのもひとつの方法です。
小さなことのように思えるかもしれませんが、ここが固定費見直しのスタート地点です。
▶︎今回の保険の見直しを含め、そこから本格的な家計再生を始めた話はコチラ→家計見直し再スタート編
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