節約=正義じゃなかった。家計改善のために選んだ「使うお金」

家計再生・家計管理

「家計改善=とにかく節約」
そう思って、ひたすら支出を削り続けていた時期がありました。

「光熱費を節約するために冷暖房を我慢する」
「栄養バランスを無視して、安くてお腹いっぱいになる食べ物で空腹を満たす」
「休みの日は家にこもって、できるだけお金を使わないようにする」

そんな生活を続けていました。

それでも家計は楽にならず、
気づけば体調もメンタルもボロボロ。
「これ以上、何を削ればいいんだろう……」
そう立ち止まったこともあります。

そこで、考え方を少し変えました。
家計を立て直すために、あえて「使う」と決めたお金がある。

健康のための通院、
食事や栄養への投資、
学びや環境づくり——。

一見ムダに見える支出も、
今の自分には必要だと判断しました。

この記事では、
借金を抱えたアラフィフの私が、
「削る家計」から「選んで使う家計」へ
考え方を変えた理由と、
家計改善のために“あえて使う”と決めたお金について、
正直に書いていきます。

節約に疲れている方、
家計を見直しているのに苦しくなる一方の方へ。
少し視点を変えるヒントになればうれしいです。


そこで決めた「敢えて使うお金」という考え方

──節約=正義、支出=無駄ではなかった

家計を見直し始めた頃の私は、
「節約こそが正義」「支出はできるだけ減らすべきもの」
そう思い込んでいました。

ですが、家計改善を進める中で気づいたのは、
すべての支出が“無駄”なわけではないということです。

むしろ、使い方次第では
支出が結果的に
「大きな節約」や「収入アップ」につながる。
そんなケースが確かにありました。


月額3,000円の支出が、月7万円以上の固定費削減につながった話

その代表例が、リベシティとの出会いです。

当時の私は、
「コミュニティに毎月お金を払うなんて……」
と、正直かなり懐疑的でした。

ですが、家計管理や固定費削減について学ぶ中で、
「節約=我慢」ではなく
「支出の最適化」という考え方
を知りました。

保険、通信費、サブスクなどを一つずつ見直した結果、
現在では月額70,000円以上の固定費削減に成功しています。

月3,000円の支出は、
無駄どころか
家計を立て直すための投資だったと感じています。


書籍・自己啓発への支出が、収入アップにつながった話

もう一つが、書籍の購入や自己啓発への支出です。

家計が厳しかった頃は、
「本なんて贅沢」「無料の情報で十分」
そう思って、真っ先に削っていました。

ですが、書籍を通して
お金・健康・働き方・考え方を学ぶことで、
物事の捉え方や判断基準が少しずつ変わっていきました。

その変化は言動にも表れ、
仕事面で評価されるようになり、
結果として昇進を果たし、収入はここ数年で150万円以上増加しました。

当時は「支出」に見えていた書籍代も、
振り返れば
自分の市場価値を高めるための自己投資でした。


使うと決めたお金の内容

私が家計改善のために
「削らず、あえて使う」と決めたお金は、
次の4つです。


① 自分ではケアできない「健康」を維持するための治療・通院費

最優先にしたのが、
自分一人ではどうにもならない健康への投資です。

歯科治療や睡眠外来、CPAP治療など、
「正直、高いな……」と思ったことは何度もあります。

ですが、放置した結果
体調が悪化し、仕事のパフォーマンスが落ち、
最終的に医療費も生活費も余計にかかる。
そんな悪循環を身をもって経験しました。

健康は、節約でどうにかできるものではありません。
プロに任せるべきところは、
きちんとお金を払って任せる。

これが、家計改善の土台だと考えています。


② 栄養バランスを意識した「食事」という健康管理

次に見直したのが、日々の食事です。

食費は削ろうと思えば、いくらでも削れます。
ですが、安さを優先した結果、
体調を崩したり、反動で過食に走ったりと
逆効果になることもありました。

そこで、
自分でコントロールできる健康管理=食事には、
ある程度お金を使う

と決めました。

栄養バランスを考えた食材選び、
プロテインや押し麦などの健康食品。
これは贅沢ではなく、
将来の医療費を抑えるための先行投資です。


③ 自分をレベルアップさせるための学び・自己投資

書籍の購入、資格取得の勉強、自己啓発。
これらも一見すると削られがちな支出ですが、
私は逆に、削らないと決めました。

「知らなかった」ことで
損をしていた場面が、あまりにも多かったからです。

学びを得ることで自信がつき、
言動が変わり、
仕事面でも良い影響が出ました。

結果として、
昇進や収入アップにつながったことを考えると、
学びへの投資は、家計改善そのものへの投資だと感じています。


④ 生活と行動を支える「環境」への投資

生活環境・作業環境への投資も、
あえて使うと決めたお金の一つです。

マットレスや布団、服などの生活環境。
パソコン、オフィスチェア、モニターなどの作業環境。

毎日使うものほど、
生活の質や行動に大きな影響を与えます。

環境を整えたことで、
疲労感が減り、集中力が上がり、
結果としてアウトプットの質も向上しました。

環境が変わると、行動が変わる。
行動が変わると、結果が変わる。

そう実感しています。


「使う」と「削る」をどう判断しているか

──価格ではなく価値、そして欲望に優先順位をつける

家計を見直す中で、
私が一番大きく変えたのは支出の判断基準です。

以前は
「安ければいい」
「欲しいと思ったら買う」
そんな感覚でお金を使っていました。

今は、
価格ではなく価値
そして
欲望に優先順位をつけること
を基準にしています。


「使う」と判断する支出

多少高くても、
長く使える・ストレスがない・
生活の質が上がると感じられるものには使う。

安さを優先して
買い直しを繰り返すより、
結果的に満足度が高くなりました。


「削る」と判断する支出

削るのは、
「なんとなく続けているだけ」の支出や、
使っていて納得感がないもの。

小さな違和感を放置しないことが、
固定費削減につながりました。


大きな買い物ほど「時間」をかけて判断する

以前は、
ボーナスが入ると分かった瞬間に
感情で即決していました。

今は一度立ち止まり、
時間を置いて考えるようにしています。

時間が経っても欲しいものは、
優先順位の高い欲望。
実際に買っても満足度が高く、
長く使えています。


まとめ|節約ではなく「選んで使う」家計へ

家計改善というと、
「とにかく節約」「我慢が正解」
そう思われがちですが、実際にやってみて感じたのは、
闇雲に削るだけでは、家計も生活も良くならないということでした。

私自身、

  • 健康を後回しにした結果、体調を崩したこと
  • 安さを優先して買い直しを繰り返したこと
  • 感情のままに大きな買い物をして後悔したこと

こうした失敗を重ねてきました。

そこから考え方を変え、
「削るお金」と「敢えて使うお金」を分けて考えるようになりました。

価格ではなく価値で判断する。
そして、何より大切にしているのが、
欲望に優先順位をつけることです。

すべてを我慢する必要はありません。
ただ、「今の自分にとって本当に大切なものは何か」を考え、
そこにお金を使う。

この意識に変わってから、
家計は少しずつ安定し、
後悔の少ないお金の使い方ができるようになりました。

これからも私は、
節約だけに縛られるのではなく、
自分の価値観に合ったお金の使い方を選びながら、
家計と生活の両方を整えていきたいと思っています。

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