~睡眠時無呼吸症候群と、完治へのリアルな想い~
前回・前々回と「睡眠時無呼吸症候群」の発覚から治療まで、実体験をもとにお話してきました。
今回のテーマは、その続き――**「これからどうするのか?」**という話です。
結論から言うと、**私の目標は「完治」**です。
「一生CPAPと付き合う」と言われることもありますが、可能性があるなら、完治を目指したいと思っています。
CPAPをやめたい理由と完治を目指す理由
① CPAPにかかる費用と家計への影響
現在、CPAP機器のレンタル費と2ヶ月ごとの診察代を含めて、月平均4,000円前後の出費があります。
年間で約50,000円。この出費がなくなれば、家計的にも助かります。
② CPAPによる日常生活への制約とは?
マスクの装着、定期的なメンテナンス、旅行や帰省・出張時の機器持ち運び。
毎日、CPAPを“意識して生活している”という感じがあります。
完治すれば、もっと身軽で自由な日常が手に入ります。
③ 骨髄ドナー断念の理由と健康への想い
これはちょっと個人的な話になりますが、私は定期的に献血に行っています。
最近は成分献血も行っていて、その流れで骨髄バンクのドナー登録もしてみました。
「まぁ型が合うなんて、まずないよな…」なんて思っていたら――
登録から1ヶ月ほどで“適合通知”が届いたんです。
「マジか!やった!誰かの命の役に立てるかもしれない!」
と、心がものすごく前向きになりました。
・上司に相談(提供時の休暇調整)
・親に報告
・WEBで意思確認のアンケートを提出
少しずつ準備を進めていました。
ですが…
数日後、連絡がありました。
「コーディネート中止」「1年間ドナー登録保留」
ああ……という気持ちと同時に、申し訳なさが溢れてきました。
原因は「無呼吸症候群」
正式な理由は明記されていませんでしたが、恐らく――
**原因は「睡眠時無呼吸症候群」**だと思っています。
骨髄提供では全身麻酔が必要です。
呼吸系にリスクを抱えている人にとっては、麻酔による影響が大きくなることがあります。
睡眠外来の先生には事前に相談していて
「麻酔科の先生がいれば、あなたの状態なら問題ないと思いますよ」
とは言われていましたが、コーディネーター側の判断としては
「リスクの高い提供者」と判断されたのだと思います。
CPAP卒業の条件とは?完治の定義を解説
では、そもそも「無呼吸症候群の完治」ってどうなったら言えるのでしょう?
基本的には以下の2点で判断されるようです。
- 無呼吸・低呼吸指数(AHI)が正常範囲内(一般的には5未満、軽度なら20未満程度)まで改善していること
- 日中の眠気や夜間の覚醒、いびきなどの自覚症状が解消していること
つまり、数値と体感の両方が改善されているかどうかがポイントになるとのこと。
※最終的には先生が総合的に判断をするケースが多いのでご参考まで。
完治に向けた私のアクションプラン
私の場合、現状の目標は2つ。
- 体重を落とすこと:現在90kg → 目標は標準体重の67kg(高すぎる壁ですが…挑戦します!)
- AHIの改善:現在はCPAP使用時に0.8前後まで改善済み。非使用時にどうなるかがカギ。
ただし、睡眠外来の先生からはこうも言われています。
「CPAP治療をしている人の半分は平均体重の人です」
「無呼吸症候群になりやすい“喉の形状”という体質があります」
「完治を目指すのは良いことだけど、一生付き合う可能性もある病気です」
だからこそ、今やれることをやるだけ
「一生治らないかもしれない」
――でも、誰かの命を救うために自分が健康でいる選択肢を増やせるなら、やっぱり諦めたくない。
あのとき感じた
「誰かの希望になれたかもしれない」という感覚は、ずっと忘れられません。
おわりに
睡眠時無呼吸症候群の治療は、長期戦かもしれません。
でも私は、完治を目指してコツコツとできることをやっていこうと思います。
「健康になること」は、自分のためだけじゃなく、
誰かの命をつなぐ力にもなる。
それが、今の私のモチベーションです。
次回予告!
睡眠時無呼吸症候群についての体験記は、今回でいったん一区切りです。
次回は少し話題を変えて――
**6月28日(土)夜に「食費見直しチャレンジ結果報告編」**を公開予定です!
「本当に食費は減ったのか?」
「節約しすぎて逆に不便だった点は?」など、リアルな検証をお届けします!
家計改善の軌跡、次は“食費”で勝負!
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