「最近なんか昼間眠いし、ちょっと疲れが取れにくい気がする…」
そんなちょっとした違和感、見逃していませんか?
たとえば──
・いくら寝ても疲れが取れない
・朝起きたらいつも喉が渇いている
・息苦しくて目が覚めたことがある
・自分のいびきに驚いて起きたことがある💦
実は私も、「まぁ年のせいだろ」くらいに思ってたんです(笑)
でもある“偶然”がきっかけで、思いもよらぬ病名が判明しました。
今回は、その時のリアルな流れを、私自身の体験談としてお届けします!
「自分も当てはまるかも?」と思ったら、ぜひ読んでみてくださいね。
前回の記事では、睡眠時無呼吸症候群についてざっくりとご紹介しましたが、
今回はその“発覚〜治療開始”までのリアルな流れを、詳しくお話ししていきます。
改めて振り返ると、
「あの時、何気なく応募してなかったら…」
そう思うくらい、人生が変わる“偶然”から始まりました。
きっかけは「無料モニター」|睡眠時無呼吸症候群の発覚の始まり
私が睡眠時無呼吸症候群と診断されるきっかけになったのは、
会社で募集していた“睡眠測定機器の無料モニター”に何気なく応募したことでした。
「なんか最近、昼間やたら眠いしな…」
「まぁタダだし、ネタになるかも」
そんな軽い気持ちだったんです。
結果として、
この軽いノリが命拾いになるとは、この時はまだ知る由もなく(笑)
センサーが示した異常な睡眠|簡易検査で見えた低酸素と浅い眠り
送られてきたのは、指にセンサーをつけるタイプの簡易測定機器。
検査は2週間、睡眠の状態をスマホのアプリでチェックする仕組みでした。
表示されたのは――
- 眠りが浅い
- 低酸素の可能性あり
…え、まさか? 自分が? と驚きながらも、案内されていたWEB面談に申し込んでみました。
精密検査へ|終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)とは?
WEB面談の結果、専門医の紹介を受けることになり、
まずは自宅での簡易検査(モニターと同じような機器)をもう一度実施。
→ 指にセンサーをつけて1日だけの検査で、検査機器に記録を取るタイプです。(約3,000円)
ここで「やはり精密検査が必要」ということになり、
病院での終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)を受けることに。
これは1泊入院し、呼吸・脈拍・血中酸素などを徹底的に調べる検査です。
検査結果はAHI57|重度の睡眠時無呼吸症候群と診断される
最初の宿泊検査では、
AHI(無呼吸・低呼吸指数)が57という衝撃的な結果が出ました。
(※正常値は5未満、重度は30以上)
しかも、ノンレム睡眠は「N2」までしか到達しておらず、
最も深い眠り(N3)に一切達していなかったことも判明…。
※参考までに、睡眠の深さの指標をまとめた表を載せておきます👇
睡眠の段階 | 名称 | 特徴・説明 |
---|---|---|
N1 | ステージ1(入眠) | 浅い眠り。寝入りばなで、すぐ目が覚めやすい。 |
N2 | ステージ2 | 本格的な睡眠の入り口。筋肉の緊張が緩んでいく。 |
N3 | ステージ3(深睡眠) | 最も深い眠り。脳も身体も回復する大切な時間。 |
REM | レム睡眠 | 夢を見る時間帯。脳は活動的、体は弛緩している。 |
睡眠段階(N1〜N3、REM)
睡眠は周期的に「浅い眠り(N1)」→「中間(N2)」→「深い眠り(N3)」→「REM睡眠」を繰り返します。特にN3が「深い眠り」とされ、ここで身体の回復が進みます
いやもう、そりゃ毎日疲れが取れないわけです💦
CPAP装着テスト|2回目の宿泊検査で体感した「ちゃんと眠る」感覚
2回目の宿泊検査では、実際にCPAP(持続陽圧呼吸療法)機器を装着した状態での睡眠データを測定しました。
※どうやら「CPAPが有効であること」が示されないと、保険適用の対象にならないケースもあるそうです。
で、ここでちょっとした問題が…
CPAPが気になりすぎて、全然寝れなかったんです(笑)
鼻の違和感、機械の音、緊張感…。
結局、まともに寝れたのは2~3時間くらいだったと思います。
でも!
その2~3時間だけでも“明らかに違った”んです。
いつもなら、6時間寝ても…
- 目の下にはクマ
- 頭は重くてボーッとする
- 身体の疲れが全然抜けない
それがこの日は、たった2~3時間の睡眠で、朝の体調が劇的に違っていました。
確かに多少の睡眠不足感はありましたが、「目覚めた瞬間のスッキリ感」に衝撃を受けました。
「あ、これが“ちゃんと眠る”ってことか…」
そう実感した朝でした。
治療費用まとめ|私が実際にかかった検査・診断の費用は?
内容 | 費用(目安) |
---|---|
モニター検査(会社) | 0円(無料) |
自宅簡易検査 | 約3,000円 |
病院宿泊検査(2回) | 約26,000円(約13,000円 ×2) |
合計 | 約30,000円前後 |
※病院や地域によって多少異なります。
※宿泊検査は検査内容等によっては保険適用外になる場合がありますので事前に医療機関に確認が必要です。(私は保険適用のケースになります)
睡眠時無呼吸症候群を見逃さないために|私が気づけた理由
改めて振り返って思うのは、
「気づけて本当に良かった」ということ。
睡眠時無呼吸症候群は、自覚症状がわかりにくく、
“慣れちゃってる不調”が、実は大問題ってケースが多いです。
「寝ても取れない疲れ」「昼間に強い眠気」
そんな日常によくある不調が、実は見逃せないサインだったのかもしれません。
私の場合、たまたま受けた無料モニターがきっかけでしたが、
この記事が「誰かが自分の体に気づくヒント」になれたら嬉しいです。
気になる方は、病院での診察をおすすめします。
「睡眠障害」「睡眠外来」「無呼吸症候群」などで検索すれば、
意外と診てくれる病院が身近にあることに気づくかもしれません。
簡易検査なら自宅で受けられるものもあり、保険適用なら3,000円程度で検査できるケースもあります。
一歩踏み出すことで、体も心もグッとラクになるかもしれませんよ。
次回予告|CPAP治療後のリアルな変化とは?
次回は、「治療を始めてからのリアルな変化」についてお届けします。
- 朝起きた時の違い
- 昼間の眠気の変化
- CPAPの使い心地(正直な感想)
- 生活サイクルの改善
- そして、今後の目標についても少し。
またゆるっとお付き合いいただけたら嬉しいです!
▶ 次の記事はこちら【CPAP治療開始編】←近日公開!リンク準備中
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