手書き家計簿からマネーフォワードへ。情報流出があっても私が使い続ける理由

家計再生・家計管理

2026年5月、マネーフォワードで情報流出のニュースが流れました。

マネーフォワード社の発表によると、開発に使っている「GitHub」というシステムに不正アクセスが確認され、ソースコードと一部の個人情報が外部に流出した可能性があるとのことでした。安全確認のため、銀行口座との自動連携が一時的に止まりました。

家計管理を「マネーフォワード ME」にまるごと預けている私にとって、これはなかなかの事件でした。正直、連携が止まっていた間はけっこう困りました。

でも、結論から言います。

私はマネーフォワードを解約しませんでした。

借金2,000万円超を返済中で、家計管理がまさに生命線である私が、なぜそれでも使い続けると決めたのか。今日はその理由を、私の家計再生の歴史と一緒に正直に書いてみます。


手書き家計簿からマネーフォワードへ移行した理由

半年使ってみた率直な感想は、こちらの記事に詳しくまとめています。
👉 家計簿アプリ「マネーフォワードME」使って半年、よかった点と気になる点

まずはそもそもの話からさせてください。

離婚するまで、私は家計を把握していなかった

恥ずかしい話ですが、離婚するまでの私は、家計をまったく把握していませんでした。「家計は妻に任せたほうが家庭は安定する」と思い込んでいて、給料もボーナスも基本は全部渡していたんです。

今思えば、あれは「任せる」ではなく「押しつける」だったのかもしれません。このあたりの反省はまた別の記事でじっくり書きます。

手書きノートで知った、2,000万円という現実

離婚後、私はいよいよ自分で家計を管理することになりました。ところが——何にいくら使っているのか、まったく分からない。通帳の引き落とし明細を一つひとつ確認する日々が始まりました。

とにかく現状を把握しなければと、ノートに家計簿をつけ始めました。

その時の記録はこちらから👇
家計見直しの第一歩〜まずは「家計簿」つけてみた〜
【番外編】家計簿付けたけど、何していいかわからなかった頃の話

当時は「食費」「日用品」「医療費」「雑費」程度しか管理していません。品目を細かく書こうとすると管理が大変で、確実に挫折するのが目に見えていたからです。なので私は、項目を4つくらいに絞って記録することにしました。理由はシンプルで、「まずは大きなお金の流れさえ掴めればいい」と考えたからです。

【2023年12月の手書き家計簿】

これが当時のノートです。費用合計、日用品合計、雑費合計……と、ざっくりした集計だけ。今見るとかなり大雑把ですが、まずは現実を見ることが大切だったんです。

お世辞にもキレイとは言えませんが、この手書きのおかげで、私はようやく「2,000万円超の借金」と「毎月の大赤字」という危機的な現実を、自分の目で把握できました。

固定費を削れた、その先で手書きが限界を迎えた

家計を把握できるようになった私は、その後リベ大(リベラルアーツ大学)に出会い、家計改善の道筋を知ります。まず手をつけたのは固定費でした。

  • 保険の見直し
  • スマホキャリアの変更
  • ネット回線の乗り換え
  • 借金の返済計画

固定費という「大きな項目」は、一度見直せば効果が大きい。ここはサクサク進みました。マネーフォワード ME を契約したのも、ちょうどこの頃です。家計を自分の手に取り戻すと決めた、まさにその時の相棒でした。

固定費見直し記事はこちらから👇
2025年 固定費見直しでここまで変わったリアルな体験談

ところが家計改善が進むと、状況が変わります。

クレジットカード、サブスク、電子決済など、管理する項目がどんどん増えていきました。費目が増えれば仕分けも大変になり、手書きだけでは追いきれなくなってきたんです。

【2025年11月の手書き家計簿】

これは2年後、同じ11月の記録です。最初は4項目だったはずが、カードごとに支出を並べ、赤ペンで「日用品」「雑費」「サブスク」と仕分けし、サブスク代まで細かく集計するようになっています。

正直に言って、ここまで来るともう手書きでは回りません。時給思考、効率化という観点で考えても、アプリで自動化するのは「必須」でした。

この頃には、マネーフォワード ME は私にとって欠かせない存在になっていたんです。

洗濯機があるのに、洗濯板で洗濯を続ける理由はないですよね。


マネーフォワードの連携停止で困ったこと

さて、話を今回の事件に戻します。

銀行口座やカードとの自動連携が止まると、マネーフォワードは何が起きるのか。実際に体験したリアルをお伝えします。

一括管理が崩れ、口座を1つずつ手で確認する日々

いちばん効いたのはこれです。

普段は複数の口座とカードの動きが1画面でまとめて見えていたのに、それが崩れました。結局、昔やっていた「口座を1つずつ確認する」作業に逆戻り。あの頃に戻ったようで、地味にこたえました。

入出金の通知が来ない不便さ

連携が生きていれば、お金が動くたびに通知が来ます。それが来なくなると、自分から都度チェックしに行かないといけません。「あれ、あの引き落とし終わったっけ?」と確認する手間が、想像以上にストレスでした。

キャッシュレス移行中だった私を直撃した「途中経過が見えない」問題

これが個人的にいちばん痛かったところです。

転勤を機に、私は少しずつキャッシュレスの割合を増やしている最中でした。現金よりカードや電子決済のほうが、マネフォで自動記録されてラクだからです。

ところが連携が止まったことで、いろんなことが一気に逆戻りしました。

  • 現金で払う場面が増えた —— 記録されないキャッシュレスを避け、つい現金に頼るように
  • レシートの確認作業が復活した —— 何にいくら使ったか、自分で拾い直すハメに
  • カードの利用額がリアルタイムで見えなくなった —— 「今月いくら使ったか」が把握しづらい
  • 月末の予算管理が難しくなった —— 着地が読めず、締めの感覚が狂う

せっかくキャッシュレス化を進めていたのに、肝心の記録が追えないという本末転倒な状態。「便利にするための移行」が、ツールが止まった途端に「ただ管理しづらいだけの状態」に変わってしまったわけです。

この不便さは、たぶん同じように家計をアプリに集約している人ほど共感してもらえるんじゃないかと思います。


マネーフォワードを解約しなかった3つの理由

ここまで困っておいて、なぜ解約しなかったのか。理由は3つあります。

お金の知識が、私を冷静にしてくれた

私はリベ大のYouTubeなどで、お金まわりのリテラシーを少しずつ学んできました。家計改善を始めてからコツコツ知識を積んできたことで、「何が危険で、何はそこまで危険ではないのか」を、以前より冷静に判断できるようになっていたんです。

そのおかげで、今回の流出にもパニックにならずに済みました。

というのも、マネーフォワードはそもそも危険な情報を預かっていないんです。

たとえばカードの暗証番号や、銀行の第2パスワードのような「これが漏れたら直接お金を抜かれる」類の情報は、マネフォは管理していません。仕組みを理解していれば、「ソースコードが漏れた=即、私の口座が危ない」という話ではないと分かります。

何が漏れて困るのか、何は預けても大丈夫なのか。ここを自分で判断できるかどうかは、本当に大きいと感じました。

事件の情報公開に、むしろ誠実さを感じた

これは人によって意見が分かれるところかもしれません。

でも私は、今回のマネーフォワードの対応に、むしろ誠実さを感じました。

事実を公表し、安全のために自分から連携を止め、状況を随時アップデートしていく。一時的に使い勝手が悪くなっても、ユーザーの安全を優先する姿勢だと受け取りました。隠さずに出してきたことに、私はむしろ信頼を上書きされた感覚です。

手書きに戻る? 洗濯機があるのに洗濯板には戻れない

そして最後は、これに尽きます。

ここまで効率化してきた家計管理を、今さら全部手書きに戻す——。考えただけでゾッとします。手書きや別ツールへ引っ越すコストを考えたら、その時間こそ無駄だと感じました。

洗濯機があるのに、洗濯板で洗うようなものです。私にはもう、その選択はできませんでした。


これからのマネフォとの付き合い方

そんなわけで、私はこれからもマネーフォワードを使い続けます。

現金払いだけは、今も手書き(でも正直めんどくさい・笑)

ちなみに、現金で払ったものだけは、今でも手書きで家計簿的なメモをつけています。アプリで自動記録できない分は、自分で拾うしかないので。

……ただ、正直これがだんだん面倒になってきました(笑)。キャッシュレス化を進めているのも、半分はこの手書きから解放されたいからかもしれません。

マネフォ×AI活用も視野に入れている

今後は、マネーフォワードのデータをAIと組み合わせて、家計分析をもっと深掘りすることも考えています。このあたりはまた別の記事で、実際に試した結果をレポートします。


まとめ:大事なのは「何を預け、何を預けないか」

今回の件で、あらためて思いました。

リスクがゼロのツールなんて存在しません。

大事なのは「絶対に安全なものを探すこと」ではなく、「何を預けて、何は預けないかを自分で理解しておくこと」だと思います。それが分かっていれば、こういう事件が起きても、必要以上に振り回されずに済みます。

便利さとリスクを天秤にかけて、自分で判断する。これも家計管理スキルの一つなのかもしれません。

もしあなたが今、家計簿を手書きで管理していて挫折しそうなら、一度マネーフォワードの無料版から試してみるのもアリだと思います。私自身、ノートから始めて限界を感じ、ここに行き着いた人間なので。

借金2,000万円超の家計再生は、まだ道半ばです。

でも今回の件で改めて感じたのは、「家計を見える化する仕組み」そのものが、私にとっては大きな財産になっているということでした。

情報流出は確かに不安です。それでも私は、家計から目を背けていた頃には戻りたくありません。

だからこれからも、マネーフォワードを相棒として使い続けるつもりです。


最後に、あなたに聞いてみたいです。

あなたは今、家計管理を何で続けていますか?

よかったらコメントで教えてください。

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